君の居た世界
ジリリリリ‥‥!!
 
 
「‥変な夢。」
 
あたしは小さく呟きながら、遠くに転がっている目覚まし時計を止めに行く。
 
 
 
 
「僕が君の望みを叶えてあげるから。」
 
 
‥‥なんか気になる。
 
 
 
ただの夢だとは思うんだけど‥。
 
 
「‥‥‥‥。」
 
 
夢のことを、いちいち気にしてたらきりがない。
 
 
そう思い、あたしは準備をして、あの場所へと向かった。
 
 
 
「おっはよー!」
「おはようございます。」
「おはよ。」
「よう。」
 
 
ドアを開くとみんなの声が出迎えてくれた。
 
 
「おはよ!」
 
 
 
あたしはまだ、あの夢のことが気になっていた。
 
 
言葉ではうまく言えないけれど‥
 
夢にしては周りの風景がリアルだったし‥‥。
 
 
なんかいつもの夢とは違う感じがしたんだよね。
 
 
 
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