君の居た世界
「‥‥いきなり何ですか‥?
 
それに
世界を変える努力をしたか‥‥
って、世界なんて変えられるわけないでしょ?」
 
あたしは少し睨み付けて言った。
 
 
「あぁ、当たり前だ。
 
世界はお前一人の力じゃ変わらねぇよ。
 
 
だけど、世界は世界でも
お前の世界は変えれるだろ?」
 
 
「‥あなた、何言ってるの?」
 
あたしは何を言っているのか理解出来なかった。
 
 
「‥例えば、お前には友達が居ないとするだろ?
 
その友達が居ないという状況が、その時のお前の世界だ。
 
 
それでもお前は、友達ができる様に努力したとする。
 
そして友達ができた時、それがお前の世界は変わったってことだ。
 
もう一度聞く‥‥
 
お前は、自分の世界を変えるために頑張ったのか?」
 
 
 
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