君の居た世界
「私、二抜けです。」
 
 
芽夢‥!?
 
で、でもまだ大丈夫‥。
 
 
 
「おっ!?俺は三抜けだぜ!」
 
 
 
「そんなぁ!!」
 
 
あたしは驚きの声をあげた。
 
 
‥ついさっきまでは、あたしが勝ってたのに‥‥!
 
 
まだ残ってるの、あたしと氷夜だけだし!
 
 
 
「お前に負ける気はしねぇ。」
 
 
「あたしだって!誰が氷夜なんかに負けるのよ!!」
 
 
 
そんな言い争いをしながらも、ババ抜きは進んでいった。
 
 
きっと流雨のことだから、罰ゲームとか考えてそう。
 
 
 
‥‥絶対に嫌だ‥!
 
 
だからここで、氷夜に負けるわけにはいかない。
 
 
 
 
「俺の勝ちー!」
 
 
 
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