君の居た世界
「罰ゲーム、どうしようかしら‥。」
 
 
「流雨さん、こんなのはどうでしょうか?」
 
 
芽夢が流雨に手招きをした。
 
 
何気に流雨以外の二人も楽しそうだし‥。
 
もう少しで氷夜に勝てたのにー!
 
 
そんなことを一人で思っていると、流雨が話し出した。
 
 
 
「今三人で話した結果、二人の罰ゲームは‥‥」
 
 
そこまで言うと、流雨はすぅっと息を吸った。
 
 
「デパートに買い物に行ってもらうわ!」
 
 
 
 
え?
 
「‥‥‥‥それだけ?」
 
 
もっと変なこと言うと思ってた‥。
 
 
なーんだ!
買い物に行くくらい簡単。
 
 
 
あたしは罰ゲームの軽さに、気分が上がっていた。
 
 
 
「魅夜さん‥喜んでいられるのも今だけです。」
 
 
意味深な言葉を言い、にっこりと微笑んだ。
 
 
 
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