君の居た世界
「芽夢の言う通りだぜ、魅夜。」
 
 
 
「‥どうして?買い物に行くだけでしょ?」
 
 
あたしの頭には?マークが並んでいた。
 
 
 
「ここからデパートまで歩いて行くのに、一時間近くかかるんだ。」
 
 
氷夜がため息をついた。
 
 
「え?じゃあバスとかで行‥‥」
 
「そんなことに使えるほど金はねぇ。」
 
 
あたしの言葉を遮るようにして言った。
 
 
‥‥確かに。
 
でも、一時間も歩くなんて‥絶対疲れる!
 
 
 
「べ、別に買い物なら、デパートじゃなくても‥
 
ここの周辺のお店でも良いんじゃない?」
 
 
あたしはみんなに、なんとか納得してもらおうと焦って言う。
 
 
 
「それなら、罰ゲームの意味がないですよ。」
 
「諦めろ。」
 
「ぶつぶつ言わない!」
 
 
‥‥‥うぅ。
頑張るしか‥ないよね。
 
 
 
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