君の居た世界
‥あたしの世界を変えたい!!
 
そう思ったけれど、すぐに現実に目を向けた。
 
 
 
「‥‥今まで現実から逃げて、何にもしてこなかったあたしが‥
 
今さら、自分の世界を変えれるわけないじゃない!」
 
 
‥あたしにはそんな勇気ない。
 
 
これが現実なんだ。
 
 
 
「変えれるか変えれないかなんて、問題じゃねえよ。
 
 
そうじゃなくて
お前が変えたいか変えたくないか、だ。」
 
 
あたしが変えたいか変えたくないか‥?
 
 
「‥お前は、どっちだ?」
 
 
その人は、あたしの目をまっすぐ見て言った。
 
 
 
「‥‥あ‥たし‥は‥‥‥」
 
 
 
 
「‥あたしは‥‥自分の‥自分の世界を変えたい。」
 
 
 
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