ヒマワリの笑顔
学校に着き、ランドセルを置いた。

麻衣が教室に遊びに来た。

私は1組。麻衣は2組だ。

私の席に着くや否や

「冬が来たら、おそろいの手袋しよう!」

麻衣が楽しげに話す。

「オッケ~!あ、お母さん作れるかも!聞いてみる~☆」

麻衣の提案に賛成した。

私の母は手先が器用だった。

「楽しみ~♪冬休みは塾がないから、たくさん遊ぼう!」

麻衣は夏休みあたりから塾に通っていた。

頭が良いのになんで?

と聞いた事があるほどだった。

麻衣はいつもクラスで上位いに入っていて、テストはいつも満点に近かった。

この頃気づいていなかったが、自然と麻衣は"習い事"で忙しくなり家に来ることも少なくなった。
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