ヒマワリの笑顔

麻衣の両親は忙しく、帰りが遅い。だから、麻衣の両親が迎えに来るまで私の家にいる事が多かった。

宿題をすませると駄菓子屋に行き、公園でチャイムが鳴るまで遊んでいた。

公園から帰ると、ちょうど麻衣のお迎えが来る。
もっと遅い時は夕飯を一緒に食べた。

だから麻衣は家族のようなものだった。

でも麻衣は家族じゃない。
麻衣は理解していた。
幼いながらも賢い子なのだ。


学校では、皆から好かれる人気者で、頭も良く育ちの良さが見た目にもでていた。
でも唯一、私たち家族の前では甘えん坊だった。
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