イケメンホスト部
うわさ
走ってなんとか学校に着いた。
疲れたーっ!!
「ウワッ!」
私の目の前はベンツだらけ―。
今だにこの光景には慣れない。
「なんでこんなに金持ちがいるんだよ~」
貧乏な人に金をわけてやれよ!
貧乏だった頃を思うと
金持ちが憎たらしく感じる。今の自分と矛盾している。
つかヤバッ!!
走ってきたから時間かかっちゃった!遅刻しそう!!早く教室に行かなきゃ!
また全力疾走で走って校舎に入ると生徒がすごい顔をして泉を見る。
えっ……なに?
ざわざわザワザワ
辺りは騒がしい。
私の顔になにかついてんのかな?
「ねぇ、なに?」
「いっいえっ!なんでもありません!!」
ビクッと彼女が反応するとすごく悲しくなった。
「話かけたぞっ・・・」
「いーなー笹柿沢さんっ」