イケメンホスト部
キーンコーン
1限目のチャイムが鳴る。
「今日は席替えなあ~、クジ引け」
担任の先生が言うと皆いっせいに引いた。
「えっ席替えとか早くない?」
私が疑問をもつと隣りにいた彼女が答えた。
「私達は小等部の頃からクラスがほとんど一緒なので時期はちょうどいいんですよ」
「そうなんだ」
席に着こうと座ると聞こえなれた声がした。
「なんや~お前と隣同士かいな」
「金城くん」
「泉と隣りか~」
「水城くん!」
「なんや、金城くんとかキモイわ!彰って呼ばんかい」
「俺も涼でいいから」
「あっうん」
なんとも偶然なのか
はたまた運命的なのか?