キミノトナリ
頭を上げた私の目からは涙が止まらなかった。
「ヒックヒック....」
ほんとバカみたい。
悠ちゃんから放課後空いてる?って聞かれただけで浮かれちゃって。
私たちの関係はただの幼なじみでしかないのに。
「バカだ、私.....。」
正門で泣いてても仕方ないし、今帰っても2人に会うことになるし。
だから私は学食に向かった。
ここで座って時間潰そ。
座って少し落ち着いたけど...
「ひどい顔...。」
鏡で自分の顔を見て落ち込んだ。