キミノトナリ
「ぶっちゃけショックだったけどね。でも、さすがにもう10年以上の片想いを終われるキッカケになるかも。」
「そっか。環がそれでいいなら私は応援する!でもやっぱり悠さんが好きなら無理に諦めなくていいんじゃないかな?」
葉月が言ってることは良く分かる。
葉月も和樹さんも無理しなくていいって言ってくれてる。
その言葉に私がどれだけ救われてるか。
「次の授業、サボろうかな。」
「私も一緒にサボろうか?」
「ううん。大丈夫。また連絡するね。」
私が向かった場所は屋上。
大学では屋上がいつでも使えるようになってる。
高校までは鍵がかかってて出れなかったけど。
しかもさすが大学。屋上も綺麗。