キミノトナリ





「この前さ、悠ちゃんにヒカリさんを紹介された日。悠ちゃんすごく幸せそうだったの。私には見せないような笑顔で笑ってて。あーこの人には勝てないな。って実感しちゃった。だから悠ちゃんの幸せを見守ろうと思ったんだよね。」



「環...。あんたはえらいね。私ならそんなこと思えない。」



「そんなことないよ?」



「でもさ、もしまだ何か溜め込んでるなら私にくらい話してよ?」



葉月の優しさに涙が出そうだった。



「うん、ありがと葉月。」



「やっぱり恋を忘れるには新しい恋!今度合コンするよ!環も強制参加だから!」



「えー私はいいよ!」



合コンとか向いてないの自分が1番知ってるし。




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