キミノトナリ
「環、悠ちゃんが来てくれたわよ!」
「お、おはよう悠ちゃん。」
「おはよう。」
昨日のことがあったから気まずい。
もちろんママは知らないから出来るだけいつも通りに振る舞ってるつもり。
「環ちょっといい?」
「うん。」
悠ちゃんに呼ばれてうちの庭に出た。
「あのさ.....昨日はごめん!見損なったなんて言っちまって。」
そう言って深々と頭を下げた悠ちゃん。
昔からいつもそう。
悠ちゃんはギクシャクした次の日必ず謝りに来る。
私が悪くても、必ず。