キミノトナリ



「俺、前から桂木さんと話してみたかったんだよね。」



「確かに話したことない...よね。」



「桂木さん人気者だから近づけなかった。」



え?人気者?私が?



「いや、そんなこと「俺、ずっと桂木さんのことが好きだったんだ。」



え、なにこれ。告白?!



「え、でも話したことないんだよね?私と。」



まず、私あなたの名前知らないんだけど。



「.....入学してすぐ野球部のボールが中庭に飛んで行ってそれを拾いに行ったのが俺で、拾ってくれたのは桂木さんだった。」



ん?あったかな、そんなこと。




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