キミノトナリ
「え?そーなの?2人はてっきり両思いなのかと思ってたよ。」
私もそれを夢にまで見たよ。
「いや、全然!お互い付き合ってる人はこの大学の人じゃないよ。」
「そーなんだ。...ごめんねいきなり。もしよかったら友達になってくれないかな。」
「もちろん!あ、あのね、ごめん。私物覚え悪くて...名前聞いてもいいかな。」
さっきから一番気になっていたこと。
「ごめんごめん。俺は奥田奏太(Okuda Souta)よろしくね。」
奥田くん。よし覚えたぞ!
「あ、ちなみに奥田くん呼びはなしね?」
「へ?」
今まさに奥田くんで覚えたんだけど。