LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「ヤ、別に…
むしろ掃除は俺の仕事だし、こっちがごめん」

と、なぜか含み笑い。


「…なんで笑うの?」


「ヤ、莉愛ってホントいいコだなって。

つぅか、相変わらず頑張るね」


その返しで、更にハッとする!



「ごめんっ!せっかく2人が相談乗ってくれたのに…

でも、やっぱりすぐには変われないってゆーか…」


「当然だよ。
ゆっくりでいんじゃね?

それに急に変わったら、逆効果の可能性もあるし」


「そ、だよね…、ありがとう…」


逆効果の可能性に、そーなんだ!?と思いながらも…

一生の優しい言葉に、ホッと救われる。



「けど掃除はさ…
出来てないトコ教えてくれたら、俺がちゃんとしとくから」


「んーんっ!
隼太に頼まれたからには、私がちゃんとしたい!」



一生は、そんな私を優しく見つめると…

視線を落として、少し悲しそうに微笑んだ。


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