LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
慌ててバーガー代を払おうと、
ツナギの袖を掴んで呼び止めたら…


「触んな、見んな、近づくな…」


そう私を、ありえないほど拒絶して…

更に代金も「いらね」って拒絶して…


脱力気味に帰って行った。



それは優しさの照れ隠しでしょうか…


相変わらず、解りづらい反応。




だけどその優しさは、胸に食い込む…








それから一層頑張って…

事務所も敷地内も手が届く範囲は、これでもかってくらいピカピカにして…


掃除完了。


早く隼太に見せたいよ!




そして時間的に、アレンジも少し出来るかなと…
持って来てた材料で、再び作業開始。



の、所為で…

気付けば20時に。






「ごめんねっ!
もう仕事終わってたんだね…
デートの予定とか、大丈夫?」

再三来てくれた奏曲の、私服姿に思慮を巡らせると。



「…

オンナ遊び止めたっつったろ」

そう冷めた目が向けられて…



ほんとに止めたんだ…

ってまた、改めて驚いた。


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