LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
クルッと周りを見渡す奏曲。


「つか…
スゲー綺麗じゃん。

頑、張ったな…」



言いそうもない人の、

しかも照れくさそうな褒め言葉が…


なんだかすっごく嬉しくて!



「うんっ!奏曲のおかげッ!
ありがとうっっ」

気持ちいっぱいの笑顔で感謝!



それに対して…

目を大きくして固まる奏曲。



「…え?」

意味がわからず覗き込むと…


ハッとした様子で顔を背けて。


「つーか、さんざんパシったんだから、
これからもなんかあったら気ィ使うなよ?」

なぜかキレ口調で、有難い?お言葉。


だけどそれもきっと、照れ隠しで…


そんな可愛くて優しい奏曲に…

胸がくすぐったくなる。




「ありがとっ!
じゃあ遠慮なくパシるねっ?」


「…

チョーシ乗んなァ、クソダリアァ」


「ちょっ、自分が言ったんじゃん!
もっ…、放してよっ」



頬を掴む奏曲の手に、日に日に違和感を感じながらも…


日に日に楽しさを感じてた。


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