LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
動揺
掃除の日から程なくして、お盆に突入。


まだ残ってる事務所アレンジは…
仕事が忙しいし、実家にも顔出すし、一旦保留。



そんな週末。


「リアさーん!今日こそ飲みますよ〜?
さすがにもう、機嫌直ったっすよねっ?」


やっぱり、相変わらずの…
カツくんからのお誘い電話。



「…

あのね、別に怒ってないの!

だけど私にも都合とかあるし、自分のペースで参加したいから…
あんま誘われても困るってゆーか…

それにほらっ、今はお盆繋がりの連休で、カツくんだって忙しいでしょ?
私の事なんか気にしないで!…ねっ?」


「…

リアさんって、優しいっすね…」


なんでそーなる!

心でツッコミを入れてすぐ。


「でも俺、リアさんの声聞けるだけでいんで…
また誘いますね!」



遠回しのお断りは通じなかったようで…

脱力。




けど…

"リアさんの声聞けるだけでいんで"


それは冗談だとしても、
その気持ちは切ないくらい解るから…

断った事に、少し罪悪感。


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