LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「リアさん!夏終わっちゃいますよっ!?
今日は余ったタコ焼き持ってくんで、一緒飲んで下さいよ!」


懲りずに懐いてくるカツくんに…

いつの間にか、胡散臭さもイラッと感も、ほだされて。


なにより隼太に会いたくて。


アレンジも終わった事だし、参加しようかなと思って、ふと。


「でもケンくん、来るよねぇ…」

別にいんだけど、思わず零れた。


「ハハ、苦手っすか?

あっ!じゃ明日にしますっ?
ケンさん来ないし、ちゃんとタコ焼きも持ってくっすよ?」


それは即答で「明日飲む!」なワケで…

電話越しにカツくんの喜ぶ声が聞こえて、私まで嬉しくなる。



「ね…
何度も誘ってくれて、ありがとね…」

今さら、とゆーか今ならそう思う。



「…っ、

リアさん、それ…、ズルいっすね…」


調子いいって、事かな…


だけどその声は、呆れた風でも怒ってる風でもなく…

苦笑いな感じで、どこか切なそうだった。


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