LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「でも隼太さんが組入りしたら、最有力
跡目候補らしいっすよ!
スゴくないすか!?」


目をキラキラさせて、口を挟むカツくんにとっては…
それは尊敬に値して、カッコイイ事なんだろうけど。


「そーかな…

普通がいーよ…」


「え、マジで言ってんすか!?
女のヒトって、絶対的権力とか地位とか…
あとお金も!
そーゆーの好きじゃないすか!?」


「人によるでしょ。

確かに隼太は若いのに社長だし、何でも兼ね備えてて凄いと思うけど…

私は別に、そーゆーのを求めてるワケじゃ…」



「じゃあ、ダリアは?」

そこで奏曲が、会話に割り入る。



「好きなヤツに、なに求めてんだ?」



「…

んー……、私中毒…かな」



考えて、辿り着いたところは…そこ。


絶対的愛情とか、永遠の位置とか、
あとは…

私ナシじゃ居られないってくらい、
激しい欲求。






飽きられるのは、もうヤだよ…


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