LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
なぜか…

私の発言で、沈黙入り。



なんで!?って戸惑った途端、


「リアさんって可愛いっすね!

俺がその、リアさん中毒になっちゃいそーです!」

楽しそうに笑うカツくん。


ありがとう、
それは素直に喜んでいいのか…

バカにされてるのか…




「じゃっ!花火始めますか〜!」

それから、カツくんの仕切り直しで…


花火乱闘、第2幕へ。



「カツくんっ、それっ!打ち上げ花火!
ちょっ…危ないって!
ああっ!こっち向けないでー!!」


「手加減するんで、だいじょぶっすー!
でもちゃんと逃げて下さいね〜っ!」


「ムリムリムリムリっ!
奏曲っ!見てないで助けてよ!」



相変わらずの、過激なファイヤープレイに翻弄されてると…


さっきまで遠く感じた、この3人を含むヘビヴォとか…

隼太と会えない寂しさとかが…


いつのまにか、紛れてく。




「じゃあ反撃行くぞ?」

点火した打ち上げ花火を私に渡す奏曲。


「えっ、ウソっ…、怖いんだけど!」


慌てて奏曲を盾にして、その背中から腕だけ伸ばして花火を掴む。


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