LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「ま〜、チーム破門になって、今は良かったと思ってっけどな!
目が覚めたっつーか…

で。お前にも、お詫び代わりに忠告しといてやるよ」


なんでお詫びなのに忠告?
下からなのか上からなのか…

ツッコみたい気持ちを抑えつつ、続きに耳を傾ける。



「あんま隼太さんとかヘビヴォに、深入りすんなよ?」


えーと、それは…
破門された事を根に持ってるんじゃ…

そう思った矢先。



「だいたい隼太さんの彼女なんて、ただの"旬のお気に入り"なだけだし…」



「…え?」

心が食い付いて、途端。

リーダーユリカとかヒロの今カノが言ってた、"オキニ"が頭を通過する。



「それっ…、ほん、と…?」


「え…、もしかしてマジ?

ま〜、隼太さん相手じゃ誰でもそーか。
お前、ハマり込むタイプだしな…」


動揺する私を、憐れむようなヒロ。




そっか…だからか…


ケンくんの軽いノリも、
カツくんの気に入ってる発言も、
次とか今回はとかエロ得楽しむのも、

彼女扱いしてなかったからなんだ…!



隼太への想いを軽く扱われた気がして、
ムカついてたけど…


周りがそう扱うのも、無理なかったんだね…


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