LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「え、誰がっ?幹部って…、隼太も!?」

到底予想外な危ない内容に、頭が混乱する。



「落ち着けって!
隼太さんがリーダーなんだし、ソッチと関わってんだから…
むしろ筆頭バイヤーに決まってんだろ!」



心が、青ざめてく気分だった…




「ねぇ…、それって、捕まんないの?」


「だから…
捕まんねー為に、交流会して売るヤツ見極めてんだよ。
ヘタに売って、そいつがパクられてゲロったら、すぐ足が付くだろ?

あの人、見る目あるし頭キレるからな〜…
そりゃあ悪どいぞ?

相談乗るフリして、懐に潜り込んで…
金銭状況とか、家族・交友カンケーにチェック入れて…
弱み握ったトコでヤク漬けにする。
そいつはも〜言いなりだな」



心にズシリと重たいものが、のしかかる…






思い返せば…


飲み会についての質問に、黙り込んでた奏曲と一生。

交流会についての話で、複雑な表情を見せてた一生。



そーだよね…

こんな話、簡単にカミングアウト出来ないよね…


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