LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
そして、ふと思う…


「ね、幹部って全員!?
奏曲や一生も、売ってんの…?」


「あ〜、仲いーんだろ?女に聞いた。

あの2人だけは特例だよ…
むしろ、そーゆーの嫌ってる。

って事はぶっちゃけ、俺も売ってたって
話になるんだけどな…」


「…!、…最低っ!」


「だからっ、チーム破門になって良かったって言っただろ〜!

いや俺の女もさ〜、レディースの幹部だから似たよーな事やってて…
俺も破門くらった事だし、一緒にチーム抜けよーとしたんだけど…

なかなかユリカが認めてくんなくてな〜」



「…

"ユリカ"って、何者?何歳なの?」


ヘビヴォで圧倒的な存在感を放つ、その小悪魔美少女の事を…

ほんとはずっと、気になってた。



「俺のタメ。
レディースのリーダーなのは知ってるよな?
ケドそれだけじゃなく、ヘビヴォ全体の幹部管理を任されてる。

なんか親が議員で?娘には甘いらしーから、いろいろ幅利かせられるみたいだし、金あるし…

隼太さん的にも重宝してんだろ」



青ざめて重たくなった心に…

さらに靄が充満する。


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