LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「カツクンは、ステッカー売上がハンパなくて、トップ5入りしたらしーけど…

ソコに居続けてるって事は、そんだけ利益を上げ続けてるって事で…
ステッカーだけじゃ限界あるだろ?


ま〜、ヤクザのシステムと同じでさ…
今は武闘派ヤクザとか少ねーし、
ヘビヴォのバックも経済ヤクザだからな、

どんだけ組とかチームに貢献したかで評価されんだよ」



ヘビヴォで評価されて、何の意味があるんだろ…

そう思って、ふと。


「じゃあ一生や奏曲は、どう貢献してるの?」


「ん〜?
一生サンは、任された車屋で利益上げてるし。

奏曲クンだって、その車屋の整備を格安で仕上げて、それでけっこーマージン上げてるし。
しかもあのビジュアルだろ?色んな場面で役立つらしー。

あとケンさんは武闘派なんだケド、そーゆー問題処理で稼いでて…

ま〜、不動のトップ5だよ」


なるほど…

そう思いながらも。


「…なんで奏曲はクンなのに、一生はサンなの?
同い歳でしょ?」

どーでもいい事に、ついツッコんだ。


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