LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「えっ、いや〜…

一生サン、隼太さんの従兄弟だし…
クールでなんか、近寄り難くてな。

奏曲クンは、男には親切でフレンドリーだから、なんとなく…

っ、んな事より!
今の話、絶対口外禁止だかんな!?

お前にはヒドイ事したし、今回俺の女も
迷惑かけたし…
このお詫びでチャラな?

とにかく!俺の命がかかってんだから…
マジ頼むよ」


「っ、そんなにっ!?
そんな危険な世界なの!?」


「いや、そんくらいヤバイって事!
だからっ…
お前も早く目ぇ覚ませよ?

ん〜じゃあなっ」


そう言ってヒロは去って行った。








「…

なんかあった?

さっきから同じトコ拭いてるし…
来た時から元気なくね?」


その後の掃除中…
一生の声で、ハッとする。



「あ…、んーん!昨日寝不足でっ」


「…

じゃあ続きはしとくよ。
ヤなら、俺の車で少し仮眠とる?」


「やっ、どっちも大丈夫っ!
ごめんねっ?心配かけて…」



1人じゃ抱えきれなくて、一生に相談したかったけど…

絶対口外禁止だし。




なんとか切り替えながらも…


心がパンクしそうだった。


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