LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
ジュンタと呼ばれた男は、私の視線を見逃さずに…


「知り合〜い?」

こっちにチラッと視線を流して、駆け寄った男に問いかける。


「えっ?」っと振り向いたそいつは…



「おー!莉愛〜!
え、なにしてんだよ!?」


私同様、驚いてる…元カレ。



「…ヒロこそ何してんのよ?」


「あ〜、俺は今からリーダー送るトコ。
知ってんだろ?Heavy Voice。
お前と別れた時ぐらいにチーム入りしたんだ」


って、自慢気に話してるけど…

ぜんぜん自慢になんないから!



確かこの街じゃ、1番大きな不良チームだよね?

今更なにやってんの…
しかもリーダーのアシっすか!



「で、莉愛は?
つーか、そのカッコ…

ぼうし屋やめて、飲み屋で働いてんの?」


「違うしっ!
友達の結婚式だったの!
んでタクシー捕まんなかったから…」



「だったら乗ってくゥ?」


そこで不意に、リーダージュンタが会話に割り込む。


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