LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
そう切られた電話に…


私の胸も、激しく切り裂かれて!



瞳は見る見るうちに、涙で覆われて…


茫然と…

その場に崩れた。






だんだん苦しくなって…


苦しくて、苦しくて、苦しくて!



次第に嗚咽を生んで、

ジリジリ押し寄せる実感が抱えきれなくなって、


咄嗟にケータイの履歴を探って、見つけたそれに激情をぶつけた。



「どした?

………、ダリア?」



「…っっ、奏曲っ…

隼太と…別れたっ…!」



「え…
…っ、なんでっ…!?」



「なんでっ!?

…っ、奏曲の所為でしょ!?
奏曲が余計な事言うからじゃん!!」



「…っ!
オイ、オマエ今どこだよ!?」



「うるさいなっ!

奏曲だって、私がただのお気に入りでしかないって、知ってたんでしょっ!?
なのにけしかけて、期待だけ煽って…
ねぇっ、面白かった!?

奏曲には、純粋に人を好きな気持ちとか、わかんないよね…?
どれだけ苦しいかわかんないよねぇっ!?

酷いよ…最低だよっ!!」


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