LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「どこだよっ!?
頼むから答えろよ!」


「関係ないでしょっ!?

もう…顔も見たくないっ…!」

そう電話を切って…


また泣き崩れた。






しばらくすると…

激しい玄関チャイムの後に、ドアを叩いて呼び立てる声。


「ダリアっ?居るなら開けろよ!

なァっ、居るんだろ!?
頼むから開けろって!」



うるさくて、ドアを開けると…

その瞬間!グンと開け広げた奏曲が、


グッと私を抱き寄せた。




「は、離して!
こんなフォロー要らないよっ!」


「ごめんっ…」

苦しそうに吐き零して、ぎゅっとする。



「…っ、もぉ遅いよ!
奏曲の所為だよ…」


「ごめんっ!!」



それに甘えるように また、溢れ出す…



「奏曲の意見なんか、聞くんじゃなかった…!

例え今は、隼太の気持ちが冷めてても…
しばらくしたら、思い出してくれたかもしれないのにっ…

このまま放置しとけば、完全に切られる事もなかったのに!」


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