LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
責め立てて、泣きじゃくる私に…


「…っ、泣くなよ、ごめんっ…!
俺、どんな手使っても戻れるよーに協力すっから!

っだから泣くなよ…」


そう言って奏曲は、力強く頭を撫でて…

ぎゅっと、ぎゅっと、抱き包んだ。










「えっ!別れたのっ!?」


昨日は休みだった店長が、2日遅れでそれを知る。



「…何で驚くんですか?
それ前提だったくせに…」


「それはそーだけど。
だって、仕事にあんまり響いてないもんだから…

今回はショックが少ないの?」


そう聞かれて驚いた。



少ないどころか…


今回の別れは、ヒロの時以上に苦しかったハズなのに。




なんでだろ…







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