LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「そっかぁ…
あの結婚式からそんな事が…
辛かったね…」
一連の隼太話に、黙って真剣に耳を傾けて…
そう私の頭を、優しく撫でた。
それに瞳を潤ませると…
「もぅ…ホント、
ほっとけないコだね…
ごめんね?
あいつと付き合ってから、莉愛の事あんま構ってあげれなくて…」
更に泣けてくる言葉に、声が詰まって…
首だけブンブン横に振った。
「それにしても…
またヒロが(話に)出てくるとはね〜。
あの時も苦しんだけど…
ほんっと、あの男絡みはタチ悪いわ!
そんな危険な人、別れて良かったんだよ」
危険な人…
絶対口外禁止の売人話は伏せてても、
ヤクザ絡みに対しての当然な反応。
「…
そう…、だよね…」
なんて言い聞かせても無意味で…
そんな私も見逃さない。
「莉愛はさ…
ヒロの時も、今回も、
自分とは違う世界が刺激的で、ドキドキが加速してるだけだと思うよ?」
そう、なのかな…