LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「けど…

ブルーオーラは全開なのに、
今回は少しなら食べれてるんだ?

睡眠は?取れてる?」


食べ終わったテーブルには、4分の1だけ無くなったパスタ。

睡眠も…


「ん…
2時間くらいは、寝てるかな…」


なんでだろう…

言われてみれば、いつもよりマシだ。




「ふぅ、だったら大丈夫かな…

莉愛は前に進んでるんだよ。
そのうちきっと、今までの分までめちゃくちゃ愛されるよ!」


「…

そう、かな…
いつか中毒的に愛してくれる人が、現れるかな…」


「中毒的!?いーねそれ!

うん、現れるよっ。
だって莉愛、いいコだもん!私が保証する!」



そんな親友の慰めに、少し元気を貰って…
その店を後にした。




「ありがと。
じゃあ、またね?」


「あっ、ねぇ莉愛?

さっき、"中毒的に愛してくれる人"って言ってたけど…莉愛は?

いつもハマり込んでたのは知ってるけど…
中毒的に愛してた?」


別れ際に、そう聞かれて…


心が揺さぶられた。


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