LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「え、マジっすか!?」って驚くヒロと、

キョトンな私。



「知り合いだったら怖くないデショ。

心配なら、俺は別便で帰るから。
ヒロ、使っちゃってい〜よォ?」



確かにヒロなら怖くないけど…

それはそれで気まずいし!


てゆっか、なんて優しいジュンタくん!


思わず。



「あのっ、ぜんぜん一緒で大丈夫です!」



あれ…
いつから乗ってく前提に?








「ヒロォ、どこでこんな可愛いコと出会ったのォ?」


後部座席で隣に座ったジュンタくんが、
私に妖艶な笑みを向けながら、そう投げかける。



「バイクの、車校っす!」


そう。

車校ではいつも、助けてくれたり教えてくれたり…
2コ下だけど、面白くて優しいヒロとは、すごく気が合った。


ヒロとの出会いが…

ヤンチャな世界の壁を無くして、
年下彼氏への抵抗も無くした。



今までで、1番好きだった人。


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