LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「うん…
私が八当たりしちゃっただけなんだ…

奏曲には、ちゃんと謝るよ…」


あと、お礼も。



あの時、駆けつけてくれた事…

ほんとはすごく、嬉しかった。




なんの反論もせずに…

受け止めて、謝って、慰めて、抱き…



…なんか、今さら照れるんだけど。

心臓が、ドキッ!と警音を立てた。




それを誤魔化すように。


「てゆっか、なんか恥ずかしいねっ…!
一生もさっ、こーなる事…
私もただの一時的なお気に入りだって事、知ってたんだよねっ…?

なのに今まで、バカみたいだよね…」


「…

それ、誰から聞いた?」


そう返されて、ハッとする!


この話も、絶対口外禁止なのかな!?



「誰からってゆーか、ほらっ…
レディースのコ達が"オキニ"って…!」


「ああ…、そっか。

ん…、周りがそう噂してんのは、知ってたよ。
実際、隼兄の行動もそうだったし。

けど俺さ…
莉愛みたいなコなら、隼兄も変わるかもって…少し思ってた」


す、少しなんだ…


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