LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「そのあとすぐに…

後を追うように、伯母さんも…」




隼太の残酷な過去に…


胸が…



どーしょうもなく、切なくなった…!






「それから隼兄は、誰も信用しなくなった。


裏切ったヤツは、家族ぐるみで仲良かった相手だし…

実の親ですら、自分を残してあっさり消えたから。



そんな絶望の淵にいた隼兄を、奮い立たせたもんが…

会社の奪還と復讐なんだ。



その為だったら、どんな手段も使っても…
全てを利用しても…

心を殺して、ガムシャラに突っ走り続けてる。


だから余計、
感情のコントロールも効くんだと思う」




隼太の抱えてる現実に…



心が酷く苦しくなって…


さっきとは違う涙が、瞳を覆う。


< 158 / 348 >

この作品をシェア

pagetop