LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
そして土曜日。


「夜はけっこー寒ィから、あったかくして来いよ?」

事前に、奏曲のそんなアドバイスを受けて…


隼太に会うために、久しぶりの飲み会へ向かった。




明日は店長が私用で日曜欠勤だから、その引き継ぎで少し遅くなったものの…


「うっわ!リアさんっ!
ヤッベ!俺マジ、ヤバイっす!」

私の到着を激しく喜ぶカツくん。



"当分は参加出来ない"って、ずっと断り続けてた所為で…

最近はカツくんからの連絡も途絶えてて。


だからその歓迎の態度は…
隼太への緊張を解いて、私のテンションまで上げた。



「カツくん久しぶりだねッ!
これからは毎週参加するから、よろしくねッ!」


「マァジっすかっ!
うわ、サイっコーっすね!
ちょ、カンパイしましょ〜よっ!」



別れた事は奏曲が伝えたらしいから、知ってるハズなのに…

そこはスルーして、変わらない態度で接してくれるのも嬉しい。



そんな無邪気なカツくんを見てると…


きっとこのコの場合、売人の事を深く考えてないだけじゃないかな?

なんて感じた。


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