LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
それにしても寒いっ!
奏曲のおかげで、軽くあったかくはして来たものの…
10月の夜をナメてた。
「…そんなんじゃ寒ィだろ」
若干震える私に気付いて、上着を脱ぎ始める奏曲。
「いい、いいっ!
お酒飲むから大丈夫!」
アドバイスを受けた手前申し訳なくて、
パーの手で拒否を示す。
と、その途端。
ふわっと、あったかさに包まれる。
「い、一生っ!
だからっ、大丈夫だって…!」
肩にかけられた上着の主を映して、すぐに返還にあたるも…
「俺も大丈夫。
酒飲んでるし、
念のため厚着して来たし」
と私の手を塞いで、再び上着を掛け整える。
それに戸惑うと…
さらに追い討ち。
「つぅか寒いだろ?
俺の前じゃ我慢しなくていいって、言ったよな?」
あやすように笑う一生に…
胸を揺すられて、
俯きながらお礼を零した。
「ちょっ、2人ともズルくないすか!?
今頃リアさん争奪戦っすか!?」
そこでカツくんが突っかかる。
対して…
「誰がだよ」
冷めたツッコミを入れる奏曲と、
「勝負する?」
不敵に笑って、乗っかる一生。
奏曲のおかげで、軽くあったかくはして来たものの…
10月の夜をナメてた。
「…そんなんじゃ寒ィだろ」
若干震える私に気付いて、上着を脱ぎ始める奏曲。
「いい、いいっ!
お酒飲むから大丈夫!」
アドバイスを受けた手前申し訳なくて、
パーの手で拒否を示す。
と、その途端。
ふわっと、あったかさに包まれる。
「い、一生っ!
だからっ、大丈夫だって…!」
肩にかけられた上着の主を映して、すぐに返還にあたるも…
「俺も大丈夫。
酒飲んでるし、
念のため厚着して来たし」
と私の手を塞いで、再び上着を掛け整える。
それに戸惑うと…
さらに追い討ち。
「つぅか寒いだろ?
俺の前じゃ我慢しなくていいって、言ったよな?」
あやすように笑う一生に…
胸を揺すられて、
俯きながらお礼を零した。
「ちょっ、2人ともズルくないすか!?
今頃リアさん争奪戦っすか!?」
そこでカツくんが突っかかる。
対して…
「誰がだよ」
冷めたツッコミを入れる奏曲と、
「勝負する?」
不敵に笑って、乗っかる一生。