LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜

元気づけてくれたのかな…?


前に助けてくれた時もそうだけど…

もしかしてケンくんって不器用なだけで、ほんとは優しい人なのかも…


苦手感が薄れてく。




「ところでリアちゃ〜ん!
ただ待ってるだけじゃあ不安っしょお?」

続いて、そう切り出された話に…

耳を傾けた、途端。



「悪いけどケンくん、莉愛は俺の…」

突然割り込んで来た一生。


の、そこで止められた言葉に、胸がドキッと跳ね上がる!



「…大事なダチだから」

ひと間置いて、そう告げた目は…


一生には珍しく…
や、私には初めての威圧の目で。


少し驚いたのと同時、
いつもの優しさとのギャップに、また胸が音を立てる。



「おーお〜!
一生チャン、コワイねえ!

じゃあリアちゃ〜ん、またねえ!」


だけどアッサリかわして去って行く、大人対応…

なのかは疑問のケンくん。



てゆっか、モメてたワケじゃないのに…

むしろ元気貰ってたのに、一生ってば…



ー俺が守るって言っただろ?ー

記憶に残る、一生の言葉。


それ、そんな本気…?


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