LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
それはそうと!


「あと、ごめん!飲み代いくらかな?
もう彼女じゃないから、そこはちゃんと
ケジメつけときたいし…」



「あー…、今はいーよ。
もともと飲み代に彼女待遇とかねぇし」


「っ、そーなのっ!?
じゃ今までの分は…っ?」



「俺の特権で誤魔化してた。
ビーチだと一般人の出入りも多いし、融通効くんだよ」



私って…

彼氏以外には、なんてケチ体質なんだろう!


彼女も幹部扱いでフリードリンクなんだって、自分に都合よく考えてた…



「あぁ〜…ほんっとごめん!
一生には助けられてばっかだね…」


「ヤ、元はと言えば俺が最初に誘ったんだし…

ただ来月からはガレージ飲みで、入口徴収だから誤魔化せないけど」


「あ〜、奏曲もチラッと言ってたね…
その、ガレージ?ってどこにあるの?」



場所と共にされた説明によると。

そこは当初、販売車の保管倉庫だったらしいんだけど…
経営も順調で、車屋敷地内の在庫とネット活用で上手く回転出来てるから、
今は臨機応変に色んな用途で使ってるとの事。



ガレージ飲みは、まだ少し先だけど…

それまで夜の寒さと戦いながら、リベンジ頑張るぞ!


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