LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
どっかで見た事あるコだなぁ…

そう思いながら、休憩所に向かって身体を翻してた時…

そのコと視線が掠った。



「あ、ステッカーの人」


そして背中から聞こえた声で、記憶が繋がる…



帽子屋に訪ねて来て…
私からステッカーを買ってくれたコだ!

確か…彼女も一緒に!


すぐさま振り返って、改めて見たその顔に確信するも…


「早く行けって!」

軽くキレ口調で急かす奏曲に遮られる。


それに戸惑いつつ、とりあえず再び休憩所に向かおうとすると…



「やべ、秘密でしたっけ?」

ボソッと、またしても聞こえた声。


それで、一連の状況パズルが組み上がる…



「もしかしてっ…
このコの分、奏曲が頼んでくれてたのっ!?」

勢いよく向き戻って、驚きをぶつけた。



「っ、ちげえよ!」


「嘘つかないでっ!バレバレじゃん!」


ムキになって否定する姿や、
このコが来てから焦ってた様子に、

もはや断定を示すと。



「ソーマさァん、隠すコトじゃなくねっすか?」

アッサリ認めた、割り込み発言。


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