LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「そっか、もうすぐガレージ飲みだもんね」


「ん、けどその前に奏曲の誕生会で使うから」


思わぬ単語に、飲んでたジーマを軽く吹き出す。


「っ、誕生会っ!?
そんな事するのっ!?」


不良チームだよね!?
ヤクザ絡みでジャンキーシンドロームな、不良チームだよねっ!?



「あれ、聞いてない?

まぁ、一種の金取りイベントだよ。
会費、1万円だし」


「い、1万えぇんっ!?」


有名人か!とツッコミたくなる前に…

参加者いるの!?


つくづく自分の常識じゃ付いていけない
世界観に、驚きながらも…



「…てゆっか、奏曲 誕生日なんだ?

いつ?」


「…、来週の火曜だよ」


1週間後じゃん!


どーしよう…

いろいろ助けてもらってるし…
なんかお祝いしたいな。


そう思ってふと、視界に映る姿に…



「一生はいつなの?」


同じく、助けられてばっかだもんね。


< 191 / 348 >

この作品をシェア

pagetop