LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
一生は、艶気を帯びた優しい表情で…

だけど「ん?」って、何事も無かったような態度。


勝手に1人でドキドキしながら、「んーんっ!」と顔を背けると。



「…俺にはしない?」



「えっ…、何が…?」

再びその顔を映した。



「…

ドキドキ、しない?」


今度は完全に艶っぽい瞳で、私を見つめる。



その声は相変わらずクールなイケボで、
いつも優しいイケメンと この状況で、

ドキドキなんて…


当たり前にするでしょ!



「どっ、どーしたのっ?
珍しく酔った!?
てゆっか、続き見よっ!続き!」

思いっきり動揺しながら、それを流す。




やっぱりこの血族、恐るべしっ!


隼太の従兄弟だけあって、隠れ艶気が凄まじい…

しかも今の意味深な態度…



なんか一生も罪な男だよね…




だけど、そんな私はすぐに…


画面の中で活躍する総司様の虜に。


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