LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「どしたのォ?
そぉんな、切なそぉに見つめちゃってェ…」
「えっ、んーん!
ちょっと、見惚れてただけっ」
私の事、飽きないでね…
そんな思いで見つめてたなんて、
なんか重い気がして、言えない。
「そ〜だ、莉愛。
ヒロさァ、チームから追い出しちゃったけど、いい?」
そーなの!?
や、いーも何も…
事後報告じゃん!
けど、まぁ。
「私は別に…
もう関係ないし…」
それに所詮チームだし。
仕事をクビってワケじゃないし。
だいたい…
ヒロにはひどい扱いされたんだから、同情の余地ナシだよ。
「ならヨカッタ。
だってヒロ見てたらさァ…
俺、嫉妬でイジメちゃいそぉだもん」
この人わ!
なんでそう、嬉しくなっちゃう事ゆーかなっ…!
「でぇ。莉愛は俺の女だから、もうチームの一員ねぇ」
そう言って、私にステッカーを差し出した。