LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
たまり場
隼太と会うのは、週2くらい。
会えない時に何してるかは、詮索しない。
ウザい女になりたくないから。
だけどやっぱり会いたいから…
隼太に聞いた たまり場付近を、さりげなくウロつく。
「あ、ダリア」
ふいに聞こえた声に、目を向けると…
「あっ!
新撰組なりそこないっ!」
思わず口走った言葉に、そいつの周りが
一斉に吹き出した。
「てめっ…
いい度胸してんなァァア」
少し恥ずかしそーにして、その右手がまた私の頬を掴みあげる。
「ごっ、ごえんっ…つひっ」
てゆっか、やめて〜!
みんなの前でブサイク顔〜っ!
「ぶはっ!
ヘンな顔だから許してやるよ」
うう、嬉しくないっ!
嬉しくないから!
「お前にそんな事ゆー女がいるんだな」
そう割り込んで来たのは…
イツキくん!
初めて声聞いた…
この前はひと言も話さなかったよね?
ビジュアルと同じく、クールなイケボ。