ＬＪＳ〜ラブジャンキーシンドローム〜

「え、みんな気付かないのかな…
沖田総司ぐらい知ってるよね！？」

イツキくんの言葉に食いついたら…



「ヤ、そーじゃなくて…」

って、笑いをこらえる当人と。


「てめ…
バカにしてんのか？…」

冷めた目を向ける新撰組。
じゃなくて、確か…ソーマ！




「それくらい知ってるし、気付いてもそーは言わねぇよ」

仕切り直したイツキくんが、続きを答えた。



それはつまり、私がデリカシーもない失礼すぎる女って事でしょーか…


…それって！

隼太の株まで下げちゃう！？



「ごめん！

なんか、私もからかわれちゃったから…
そのノリでつい」

神妙に謝ったら…



「だから、そーじゃなくてっ…」

って、今度は抑え切れずに笑いだすイツキくんと。


「重っ！

なにマジモードで返してんだよ！」

って、同じく笑いだすソーマ。



意味わかんなくて戸惑ってると…


「要はァ！たいてーの女が、奏曲さんの前じゃトロケてベタ褒めしかしないって事っすよ！」

見かねた周りのコが、そう言葉を差し述べた。