LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「ちょっと行ってくる!」
居ても立ってもいられなくなって、奏曲を追いかけようとして…
ハッとする!
「一生っ!
色々と立ち回ってくれてっ…
ほんとにいつも助けてくれて、ありがとう!」
振り向いてそう告げると…
柔らかい笑顔が返ってきた。
コンビニの方に向かってる、その後ろ姿を追いかけながら…
あの日の事が頭に浮かぶ。
ー「明日ガレージ19時ねい!」ー
それはきっと落とし前の宣告で…
アッサリ引き上げたのは、奏曲が頷いたからで。
そんなのも解ってて、助けてくれたんだよね…
胸が苦しくなる。
怒るのも、嫌われるのも、当然だよね…
だけど。
「待って!奏曲っ!」
私を映して、焦った様子で不快を示す。
「ついて来んなよ!っぜぇな…」
嫌われてる状況の"うざい"に、思わず怯む。
「……お願いっ、行かないでっ!」
「っ、あァ?、タバコ買い行くだけだろ!」