LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
「そーじゃなくて!かわさないでよっ…
ごめんっ、ごめんね…っっ、
守ってくれて、ありがとうっ…
なのに本当に…ごめんなさい…っ!」
申し訳なくて、だけど嫌われたくなくて…
涙が滲む。
すると奏曲は踵を返して、私に歩み寄る…
「泣かすために守ったんじゃねぇよ…
オマエは笑顔で居ろよ」
その言葉は、私の涙を追い討ちして…!
もっと泣けてきた…
「言ったそばから泣くなよっ」
困ったような声と同時。
クシャリと頭を撫でられて…
「あ〜も、面倒くせぇオンナだな…」
そのまま抱き寄せるようにして、トンと胸を貸してくれた。
心が、ジンジン…グラグラ…警音を奏でる。
だけどこれ以上、…ムリだよ。