LJS〜ラブジャンキーシンドローム〜
そんな翌日。


奏曲から"いつでも持って来いよ"の連絡を受けて…

さっそく仕事帰りにそのまま、沖田カーサービスに向かった。




「何からやればいいのっ!?」


「ソッコーだな!
しかもヤル気マンマンかよっ」


勝手に塗装を手伝うつもりな私を、呆れ顔で笑う。


だけど「じゃあ取り外して洗浄するぞ?」って、自然に受け入れてくれて…

一緒に作業へと取り掛かった。



それを乾かして、いよいよ塗装!と思いきや…

場所を、細かい作業の施工所でもある休憩所に移して、そこで工業用パッドを渡される。


なにやら、塗料のつきを良くする為に欠かせない作業らしく…
これで旧塗膜を削って、フェンダーを研磨するとゆう。



「じゃあオマエ、フロントやれよ。

俺はリアは担当な?」


不意の言葉に…

ドキッとして、思わず奏曲に目を向けた。



「んん?

…っ!てめーじゃねーよっ!」


「わっ、わかってるよっ!」


リアフェンダーの事だと分かってても、初めて呼び捨てされたみたいで…

何故だかやたら反応した。


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